Proxy DHCP + iSCSI(NAS4Free)でディスクレスマシン
週末になると秋葉原でジャンク品のノートPCやサーバーを買ってきたりするのだが、物理マシンが増えてくると問題になるのがHDDなどのストレージの用意
検証のために毎回それを用意するのが面倒になってきたので、iPXEでiSCSIのストレージからブートできるように環境を整えた
PXEを利用するためには通常、PXE対応のDHCPサーバーを用意する必要があるのだが、既存のDHCPサーバーの設定は変更したくなかったため、今回はDNSMasqのProxy DHCP機能を利用した
参考ページ
基本的には上記のリンク先と同じことをしているが、ディスクの追加を簡単に行えるよう、iSCSIターゲットサーバとHTTPサーバーは、PXE/TFTPサーバーとは別に用意したNAS4Freeサーバーを利用する
環境
- Proxy DHCP/TFTPサーバー
- ESXi 6.0
- CentOS7
- 192.168.1.6
- HTTP/iSCSIサーバー(NAS4Free)
- 物理
- NAS4Free 11.1.0.4
- 192.168.1.20
- クライアント
- ThinkPad X60s
- Windows7 Pro
設定
- dnsmasq.conf
- boot.ipxe
この状態で起動するとiPXEのメニュー画面が表示されるはず(スクショの都合でVM)
ここでMACアドレスが表示されるので控えておくこと
iSCSIターゲット設定
- ベース名
- ポータル
- イニシエーター
- エクステント
ディスクサイズを必ず指定すること
- ターゲット
ターゲット名をクライアントのMACアドレスにする
ここまでの設定を行うと、作成したディスクのブートをすることが可能になる
あとはディスクイメージを書き込むなりOSをインストールなりすればディスクレスマシンの完成